忍者ブログ
Smile Holic

Smile Holic

その笑顔、凶器にして劇薬
[1]  [2]  [3]  [4]  [5]  [6]  [7]  [8]  [9]  [10
隅田川夏恋歌と懐色坂聴いてると、相反する二つの切なさがぶつかり合った末、
対消滅して心が無になりそうになる。本当にねぇ…同じ夏の曲なのになぜこうも違うのか。
というか、いろいろと対照的なのよね。片や現在進行形、片や始まる前に終わった片想い。
花火に願ったこれからの行く末と、花火にかき消された告白と。これがまたいいんだ…

懐色坂も、開幕が不穏だけど道中は割といい雰囲気なんだよね。後半若干怪しくなるけど、
それでもまだ望みはある感じで、そこからラストで一気に叩き落されると。何より、始まりと
タイトルが示す通り、もう終わった過去の話なのよね。だけに、余計やるせない気分になる。
でも、それがいいんだ…取り返しのつかないことだからこそ、心に刺さって抜けんのよ。

それに対して、最初から最後までイチャラブが続いてそのまま終わる隅田川…
ただこれも、二人の…というか男の方が一枚上手で、女の方をいじって遊んでる感じと
遊ばれながらもまんざらでもない感じがすごい甘酸っぱくてね。これはこれで心に刺さる。
そんでもってトドメの花火。ここの畳みかけと勢いが本当すごくて、聴くたび泣いてる。

で、共通するのが余韻を残すような長いアウトロとキュッと締める最後。
朧もそうだったんだが、この締めが本当にありがたいというか。浸ってたいけど、
あまり引きずるのもなぁ…という絶妙な注文に見事に応えてる感じがすごく好き。
フェードアウトじゃないのがキモね。おかげでスパッと気持ち切り替えられる。

何より、どっちもテンポはいいんだよね。特に懐色坂は和ロックって感じで超カッコいい。
その上、間奏らしい間奏がなくて、最後までノンストップで流れてくのが最高に気持ちいい。
心の準備もなくザクザク刺さってくもんだから、それが余計に切なさを加速させるんだけど。
そんで、その勢いのまま衝撃のラストへぶっこまれると。この辺は懐色坂特有の個性ね。

個人的に一番刺さったのは、ラストもそうだが「"恋"とは誰が名付けたか」かね。
急にはっきり「恋」なんて単語出されるわ「誰が名付けたか」と哲学的な投げかけだわで、
ここで一気に切なさ MAX までかち上げられる。その先はもう、完全に振り切ってますよ。
しかし、いい雰囲気からいきなり突き落とすのも残酷よね。だから刺さるんだろうが。

そして、この荒涼たる空気を一発でぶち壊してくれるポチコの幸せな日常…
公式ワンコ認定のおかげで合法化したし、もうとっておきのラブソングこれでいいや!
元々はネタで言ってたことなんだけどねぇ…まさか直々にワンコ認定していただけるとは。
でも、猫っぽいところも否定しないよ。つーか、自分が猫派なんよ。実際飼ってたし。

なんで、できれば猫でいてほしかったが…まあいいや。ポチコが合法になったし。
ご主人にデレデレな犬が本当かわいくてね…あの手この手で構ってもらおうとするも
不発に終わるところとか、野犬の群れからお守りするのですーとか、膝の上に乗っかって
寝るところとか、他の犬に嫉妬しておんどりゃあするところとか、とにかくかわいい。
何より、首輪もリードもなくたって逃げたりしない、ずっとそばにいるというのが…

ということで、晴れて合法になった今、改めて言わせていただこう。
「芽衣子にポチコの幸せな日常歌ってもらいたい」と!あと懐色坂も。
隅田川は…いや、割と似合うか?春色の雰囲気なら両方いけそうよね…

何なら、朧含めた 3 曲、残りのメンバーに振り分けてもいいし。
そうなると誰が何を担当するかだが…懐色坂 feat. なつ姐は鉄板かしら。
惠ちゃんと椿ちゃんは…朧と隅田川かなぁ。前者は浮世離れ感が、後者は
距離感がより近いかなと。しかし、実に四者四様な。それが面白いんだが。
PR
まず目を付けたのが、エモゲージが 100% になったラウンドの合計アピール値。
特に変わらないどころか、むしろ減るパターンもあったので却下。次に、最後のアピール値。
これも低いのに高いパターンがあったので却下。他、100% になった時のオーバーラン分、
相手のアピール値との差額などなど、探ってはいるが未だこれとした確証には至らず。

でも、こういう仮説に基づいてデータを重ねて、照らし合わせながら探ってく作業が
たまらなく楽しいの…この「攻略する楽しさ」は、答え見ちゃったら絶対味わえない感覚よ。
この楽しさに巡り会わせてくれたのが罠ゲー。コンボもそうだが、各種計算式を理解して
効率よく稼ぐってのが一番分かりやすい楽しさだからね。まずはそこから始まると。

昔、えらくハマった時期があってね。発売当時も一応やったんだけど、コンボとか
全くできないままクリアだけして、それからしばらく後にまたプレイする機会があって、
その時からコンボもバンバン組めるようになって。計算式意識するようになったのも
この頃からで。影牢 II 出た時なんかは、体験版動画から計算式考えたりしてね。

まあ、あんまり稼ぎばっかり意識してると、だんだん決まった構成になってって、
それ以降は逆に趣味に走ったコンボになってくのよね。同じ仕掛け何回使えるかとか。
何回でも使える仕掛けは、常時起動してるものと再起動までにラグがあるものがあって、
後者をコンボに何度も組み込もうとすると、ラグをどう耐えるかって話になるわけ。

完全に趣味なので稼ぎに向かないんだが、それもまた楽しくて。何度も落ちるギロチンとか
往復のたびに頭をかち割るペンデュラムとか。あと、転がって侵入者を押しつぶした大岩を
押し戻して、また押しつぶさせるとか。ダメも倍率も高いから、アホな絵面と楽な手順の割に
稼ぎ効率もよかったりしてね。これは一度しか起動できないので、使ったら終わりだが。

今はもうやらなくなったし、仮に今やっても操作性とか辛いし、続編も期待してないが、
今も好きよ。「やらなくなる=嫌いになった」ではないんよ。つーか、いいゲームだったし。
だからこそ、思い出のままにしておいてほしいというか。続編がことごとくあれだったし、
現状、茶化し入れなきゃできないようなテーマなら触れなくていいし、やらんでいい。

もう一人は頑張ったと思うがね。前作からトラップをカテゴリ分けしたのが…というか、
そのせいでお遊び系も充実しちゃったのがね…残虐非道の中ににしれっと混ざってた方が
むしろ輝いてた。バランスも取れてたと思うし。ヨウガンカビンなんかその最たるもの。
「溶岩の入った花瓶」って何だよ…それもはや花瓶じゃねぇだろ…何で花瓶なんだよ…

こういうパワーワードが飛び交ってた頃の罠ゲーが、自分は好きだったよ。
ピコハンとか水洗トイレとか顔面パイとか、わざわざカテゴリ作ってまで追加すんなと。
増やしすぎというか、あるのが当然って扱いになると、それはそれで何か違うなって。
木馬は拷問器具だからいいけど、あからさますぎると逆に冷めるってのはある。

タライとカビンも初期からの伝統だし別にいい。つーか、混乱トラップの物理と魔法の
落差が激しいのがもう笑いどころ。バケツ、タライ、回る床に対して、魔の霧、魔空のガス、
魔界の閃光よ?しかも、物理最上位が「方向感覚を狂わせる」なのに対して、魔法最上位は
「精神を破壊する」。…ヤバすぎでしょ。こんなん喰らって混乱で済む方も十分ヤバいが。

つーか、ゲーム的には相性の違いだけなので、回る床は効くのに、精神を破壊する
魔界の閃光が効かない侵入者とかも普通にいる。どういう精神構造なの…むしろ人間なの?
いや、確かにエイリアンもいるけどさぁ…って、そういや初代からやりたい放題だったわ。
そのくせ、シナリオはマジでガチな復讐劇っていう。そのギャップがよかったのかしら。

求めたのは殺し合い。その中でカビンやタライといった非殺傷器具が輝いてたわけで。
何より、トラップ内でも扱いいい方だしね。ダメなし、移動よし、倍率よしの三拍子で、
コンボの要として超優秀ってのが…おかげで、殺し合いの中にシュールな画が否応なく
差し込まれることにもなり。それが面白かったってのは、間違いなくあると思うの。

なんで、お遊び系をガッツリ増やして「さあ使え」ってされると、何かイラっとする。
まあ、今となっては何を言ってもなしのつぶてだが。でも、今でも好きでいればこそ
こんだけ語れるのよ。それが「無駄」だとは思わないね。つまりはそういうこと。

で、肝心のラスアピだが…まだ時間かかりそう。ただ、ロマツアで 1000 は出せそうに
ないなってのは何となく。でもいい。目的は 3000 じゃなく「どこまで行けるか」だから。
つーか、さすがに趣味編成で 3000 出せるほど甘くはないっしょ。その辺も理解してる。
とりあえず、目標は 2800 。出るかどうかは分からんが、やるだけやってみたい。
こずえの特訓後の背景、刻命館の魔界ゲートに見えたわ…祭壇側から見る方ね。
さすがに今やるにはキツいが、でもあれ以上にオンリーワンなゲームもないんだよなぁ…
まず開幕の展開が衝撃。父王が目の前で殺され、弟王子に問答無用でひっ捕らえられ、
濡れ衣のまま火あぶりにされと、まるでジェットコースターのような転落人生。

謎の声に救われ、いよいよ復讐が始まるのかと思いきや、最初は何と自分も侵入者側。
現主から契約の証を奪い取り、ついさっき助けてくれた恩人を罠にかけ、それからようやく
本当の始まりという…この執拗なまでに良心を捨てさせようとする展開がね、素晴らしいの。
とにかく「悪に染まれ」と。内に抱える悪意を曝け出せと、そう言わんばかりの神展開。

当然、用意された結末も相応しいものが多く…というか、これマルチ ED なのよね。
中には救われるものもあるんだが、素直に「よかった」で落としてくれないのがまた…
何より、テキストが秀逸。簡素なものなんだが、それが逆に哀愁を漂わせるというか。

個人的に印象深いのは「ただ館のみがそれを知っているだろう…」。一度は踏み外した
人としての道をもう一度歩もうという決意に現実を突き付けるような、この無慈悲な締め…
確かにそうだけどさぁ…希望が持てるような締め方にしてくれたっていいじゃないのさ…
それが許されない立場だってことも分かるけど。だからこそ惹かれるんだよなぁ…

あと「たしかにいるのだ」。一旦締めたと見せかけてのこれ。マジ鳥肌もの。めっさ怖い。
ホラー物の定番オチと言えばそうなんだが、このゲームだと悲惨さ・残酷さがマジ半端ない。
何があったかは…ご想像にお任せします。まあ、底まで落ちたらもう這い上がれないよね…

そして、最高のハッピーエンドと言うべきか、復讐を完遂した時の締めがこれ。
「どのような世界がそこにあったのか今や知る者はない」。なにこれかっこいい…
もちろん、素直にハッピーと言えるエンドではないけどね。んなわけあるかい。

でも、一番好きなのは心中かね。誰も倒しようがないと思えた魔人が、非戦闘員の
あっけない一撃で死ぬってのが…でもって、すぐにその後を追う許嫁っつーこのシチュが…
何より「愛しているからこそ、こうするしか方法がない」と言ってのける姫様の覚悟が…
確かに、生きて償うには重すぎる罪よなぁ…そうさせてきたのはこっちなんだがね。

何というか、それまで悪に浸ってきたプレイヤーの目を覚まさせるためのオチというか、
「やったことには相応の責任が伴う」という当たり前のことを再認識させられるというか、
とにかくどれも綺麗なオチじゃないのはいいと思います。安易に許されるほど軽い罪では
断じてないわけだし。だからこそ、どれもこれも心に刺さるんよ…マジ神がかってる。
プロフィール
tmyk
2 しゅうねんドクター
ID:52111456
Powerd by NINJAブログ / Designed by SUSH
Copyright © Smile Holic All Rights Reserved.
忍者ブログ [PR]