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Smile Holic

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その笑顔、凶器にして劇薬
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ところで、なぜにここまでポップンにドハマりしているのかと、実は自分でも
疑問に思うことがある。音ゲー経験はまあなくはないとはいえ、アーケードデビューなど
考えたこともなかったコントローラ勢。しかも、流行りも下火どころか、もはや遺物と
呼んでも差し支えないポップンなのか。せっかくなので少し考えてみたいと思う。

まず、ポップンを始めるきっかけになったのは凛として咲く花の如く
それ以前からゲームの存在は知っていたが、難しそうというイメージが先行して
やろうとは思わなかった。が、この曲を聴いた時「やってみたい!」と強く思った。
で、そこから他の曲もいろいろ知っていって本格的に始めることになった。

それから紆余曲折を経て今に至るわけだが、なぜ続けられたかといえば、ズバリ
「シンプルに難しい」ところにあると思う。やることはボタンを叩くだけのはずなのに、
なぜか押せない。EASY 譜面は楽勝なのに、NORMAL 5 ボタンに全く反応できない。

始める前は、すぐ 9 ボタンもできるようになるだろうと正直たかをくくっていた。
これでも音ゲー経験は少なからずあるし、少し触ればコツはつかめるだろうと。甘かった。
5 ボタンすらまともにできない自分に絶望した。でも、シンプルだからこそ、やれば確実に
身になっていく。それが楽しい。いい曲多いから、続けるのも特に苦ではなかったし。

何より、他のゲームと違って、失敗即終了じゃないところがいい。
ゲージが尽きても続くので、失敗を恐れず挑戦できる。それどころか、挽回できれば
クリアすら可能。家庭用ならやめたい時はいつでもやめられるので、捨てゲーも楽。
まあ、それ以前にトレーニングがあるから、部分練習も自由自在なんだが。

ゲームの何が嫌かって、やり直しの手間がかかることだと個人的には思うの。
やれロードやらイベントやらと、やり直す手間がかかるせいでモチベーションが削られる。
そのくせ、慣れるまではまともに戦うことすらできずに門前払いなんてこともざらだったり。
そういうのにウンザリしたからポップンに流れてきたというのもあるかもしれない。

というか、十中八九そうだろうな。こうも興味が続くゲームなんてポップンしかないし。
罠ゲー?終わったよあんなもの。思えば、蒼魔灯の時点でもう終わってたんだよ。それなのに、
未練がましくいつまでもしがみついていたからこんな思いをすることになったんだ。全く…

おっと、つい呪詛が口をついて出てしまった。派手な演出なんて全くない、それどころか
画面の変化なんてほとんどない、全くもって地味なゲーム。だが、だからこそ遊ぶことだけに
全力で集中できる。ポップンはそんなゲームだと思っている。曲の魅力もさることながら、
こういうシンプルなゲーム性もあって初めて輝くのだろうと。よくできてるよ本当。

あ、それからカラフルな画面とかわいいキャラクターの各種アクションも魅力の一つで
あることをここに付け加えておく。たまに怖い系のもあったりするが、まあそれもきっと愛嬌。
というか、やってる最中に見てる暇なんてなかったりもするけどね。よそ見は事故の元なので。
ポップンにハマって IIDX になびかない理由はこれが大きいと思う。テイストが違うというか。

テイストが似てるといえば太鼓の達人だが、あれ疲れるからあんまやりたくない。
それに、オリ曲に魅力を感じない。版権曲いらんからオリ曲増やしてほしい。というか、
ポップンのオリ曲輸入しれ。そうすればやる気になる。けど、あんまやりこむ気はせんね。
疲れるから。何だかんだで、ポップンが一番身の丈に合ってるんだなぁと、そう思う。
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