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Smile Holic

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その笑顔、凶器にして劇薬
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元々特殊看取りの答え合わせのために購入したようなものなので、
その辺さえしっかり書いていればよかったんだが…結果は、まあ…期待外れ?
怨霊データはあるものの、箇条書きのせいで看取り条件が確認しづらい。
さらに、個別攻略もない。おまけに触れられていない条件もある。

具体的に説明すると、「看取り条件」と「看取り条件となる行動」が別々に載っている。
攻撃方法やダメージは載っているが、どの行動がどの攻撃にあたるのか分かりにくい。
体力や攻撃、傾向といったデータは載っているものの、対処法が一切載っていない。
ちょうどこんな感じの箇条書きで傾向が載っているため、見にくさが半端ない。

せめてボスクラスの相手くらいは 2 ページ以上使って攻略載せてもよかったろうに。
攻略本の意義が薄れているとはいえ、写真付きの解説はまだ攻略本の領分なはず。
あまりにもプレイヤー…というか攻略サイトに投げすぎではないかと思った。

あと、誤植も結構多い。強化レンズの表の強化レベルの欄が「縛」「得」「聲」、
「撃」「滅」「零」、「蝶」「看」になっていたり(本来はレベル 1 、レベル 2 、最大レベル)、
蓮がプレイヤーの五ノ雫で強化レンズの使用を勧めたり(蓮は強化レンズ使用不可)。
何というか、作りが雑。なので、攻略についてはあまり期待しない方がいい。

そんな中、一つクスっとなったのが看の説明。他の強化レンズの説明がほぼゲーム内と
同じなのに、看だけは「看取り可能な『状態の』相手を」と、より具体的な説明になっていた。
やはりゲーム内の説明だけでは言葉足らずだったと向こうも判断したか。まあ、あの説明じゃ
八尺様以外全員無条件で一撃死と思われても仕方がないと思う。だって看取れるんだもん。

まだ深く読み込んだわけじゃないので、もしかしたら有用な情報も中にはあるかも
しれないし、これ以上の誤植が潜んでいるかもしれない。とりあえずじっくり読んでみる。
あ、怨霊の行動についてより詳しく知れたのは有用だった。今のところそのくらい?

その他の要素(設定資料など)については、まあそれなりに。
一つ気になったのが、「任天堂がストーリーがないゲームを要求していた」という部分。
あのさぁ、このゲームそういうんじゃないから。ただワーキャー言わすだけのゲームじゃ
ないから。いくら毎度安定の儀式失敗だろうが、安定の薄着探索だろうが、シナリオが
あってこその零なの。ただ客をビビらすだけのお化け屋敷ゲーにしようとしないで。
やってもいいけど、そういうのはオマケでいい。メインに持ってこないで。

ミッション制になって遊びやすくなったのは個人的には歓迎だったのだが、
こういう事情が裏にあったとなると、ちょっと考え方を変えざるを得なくなる。
もしこの先、ただビビらすだけのお化け屋敷成分が強くなるのであれば、
ミッション制は廃止でいい。筆者はシナリオ重視の零がやりたい。

総評としては、中古で半額が相応だろうね。よほどゲームに思い入れがない限り、
定価で買う必要はないかと。というか、ン年ぶりに攻略本に手を出したが、何か高くね?
この内容で 2000 円て。怨霊の個別攻略が載ってるならそのくらいの価値も認めたが、
ただのデータ羅列だけで済ますようなものに値段相応の価値があるとは思わない。

一番期待していた部分だけに、正直ガッカリ感が半端ない。このガッカリに比べたら、
設定資料やクリエイター座談会など慰めにもならん。そういう価値しか求められていない
というのは何となく分かるが、メーカー直々に出すなら攻略部分もちゃんと作りこんでよ。
でもまあ、特殊看取りが大体正解だったのでよしとする。しかし、これで 2000 円か…

追記(2014/12/04)
ざっと読んでみたが、上に挙げた以上の誤植はなかった。よかった…
しかし、表の誤植は何となく分かる…というのもあれな話だが分かるのだが、
(要はコピペ範囲を間違ったのだろう。初歩的すぎてありえないミスではある)
五ノ雫に関しては言い逃れのしようがない。強化レンズが使用できないことは
別項で触れているにもかかわらず、堂々と強化レンズの使用を勧めている。

勘違いといえばそれまでだが、蓮がプレイヤーであることは明らかなはず。
蓮がプレイヤーということは、連写があるため強化レンズが使えないこともまた明らか。
一体どういう勘違いをしたのか理解に苦しむ。まさか、資料だけ見て適当書いたとか?
誰がプレイヤーになるかくらい、さすがに知っといてよ…説得力ガタ落ちなんですけど…

まあ、これに限らず、強敵に遭ったら開幕に連写を叩きこめ!みたいなこと書いてる時点で
説得力皆無なんだが。やってみれば分かるんだが、連写ってそこまでダメージ伸びないのよね。
それどころか、FF 以外でかますと霊片大量放出+吸収のダブルコンボで、逆に怨霊の体力が
ダメージ以上に回復する上に、チャージがバカみたいに伸びるせいで追撃も難しくなるという、
戦況を不利にするものなのよ。SS 目当てにポイント稼ぎたいなら大いに頼りになるけど、
速攻ならむしろ使わないのがセオリー。…これ書いた人、本当にプレイしたのかね。

戦闘のアドバイスにしても、一番苦戦するのって狭い場所で戦わされる、もしくは複数相手、
あるいはその両方の状況を「必須」でやらされることだと思うの。例えば、六ノ雫の棺部屋での
濡巫女 2 体、六ノ雫の管制室での首吊りコンビ、十三ノ雫の匪男 × 2 。こういうスルー不可の
狭所複数戦の攻略こそ需要あったんじゃないかと。というか、この辺をどう料理してくれるか
地味に期待してたんだが、ページ端の数十文字で触れて終了。もうどうしてくれようか…

あと、個人的には火継守と終ノ雫の白黒 BBA 戦の攻略も期待していたのだが、
まあ上記の通りまんまとはぐらかされたというか。NIGHTMARE でのクソゲーっぷりは
もう忘れたが、あの地獄は無がなかったらマジ詰んでた。あ、そうそう、難易度別の攻略も
当然なし。NIGHTMARE は自力でやれ、もしくは攻略サイト見ろと、そういうことか。

「コンプリート」と銘打っておきながらこの体たらく。そして 2000 円という微妙な高価格。
何というか、攻略本ってこんなに適当な作りでいいんだ…って思った。攻略サイトの台頭という
もっともらしい言い訳も立つだろうが、それでこの出来なら、同じボリュームを資料関連のみに
使ってくれた方がよっぽど良心的だった。攻略部分削って半額でもよかったとすら思う。

メーカーの協力があればこそできる攻略記事ってあると思うのよね。
素人じゃ手の付けようのない領域の詳細とか、画面写真をふんだんに使った戦闘や謎解きの
攻略とか。マップ程度なら素人でも作ろうと思えば作れるし、テキストで説明するだけの攻略も、
より柔軟な表現が可能で更新が容易な攻略サイトには敵わない。どちらかというと、こちらの
組み立てた攻略の答え合わせというか、模範解答のような攻略記事を求めていたのだが…

一応、怨霊の各種データはその「素人の知りえない領域」での詳細だったが、
チャートに関してはうーん…と言わざるをえない。攻略を銘打つ以上、触れねばならない
絶対領域なのは分かるが、苦戦するポイントをさらっと流すのはさすがにどうかと思った。
特に戦闘関連。ふわっとした全体的なアドバイスとデータだけで、肝心の戦い方については
ページ端の数十文字で触れるのみ。場合によっては完全スルー。これってどうなのよ。

…そうか、だから「ガイド」なのか。あくまでこれは「ガイド」だから、深い部分の攻略には
触れませんよと。ただの道案内で、それ以上は各々でやってくださいと、そういうことか。
HAHAHA!なーんだ、勘違いしていたのはこっちの方だったのか。でも誤植はやめて。
手を抜いた痕跡が見えると、こっちも買ったこと後悔するから。誤植だけはやめて。
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